大推薦本 『洋楽で育ったぼくらの話』
2005.11.11(Fri)
洋楽で育ったぼくらの話―洋楽の「楽しさ」と「奥深さ」がギュッと詰まった対談集。

 素晴らしい本が出ました。音楽評論家の鈴木カツさんの対談集『洋楽で育ったぼくらの話』です。
 今読み終わったばかりで大学のPCから書き込んでいるのですが、興奮してうまく文章が書けません(笑)。
 対談のお相手は錚々たる方々です。
 
 萩原健太 「クリエイティヴなリスニング・ライフを」
 木滑良久 「みんなジャズが大好きだった」
 なぎら健壱 「カントリーは古い音楽じゃないんだよ」
 南佳孝 「茅ヶ崎から聴こえるメロディ」
 宮治ひろみ 「アメリカの匂いに包まれたカフェで」
 鈴木惣一朗 「今、原点に帰るポップ・ミュージック」
 沢野ひとし 「楽器を見れば思想がわかるんだよ」
 山内雄喜 「ハワイアンでリラックス」
 本秀康 「ジョージ・ハリスンとアメリカン・ルーツ・ミュージック」
 ダグラス・アルソップ 「アメリカから見たニッポンの洋楽」 (敬称略)

 どうですか。目次を見るだけでわくわくしてきませんか。
 僕が普段洋楽を聴きながら感じていることや考えていることがたくさん語られていて、読みながら「そうそう! そうなんだよ!」って思わず声を出したくなってしまいました。
 洋楽に少しでも興味のある方は必読の書だと思います。僕もさっそく鈴木惣一朗さんの名前をちらつかせてハナレグミが好きな友人に買わせます。

 若い世代の洋楽ファンとしては、鈴木惣一朗さんとの対談を興味深く読みました。とくに「凪の時代に何を聴く?」というくだり。
 僕は大学のオーケストラでトロンボーンを吹いているのですが、オーケストラの友人たちはクラシックとJポップしか聴かないし、さらにいえば好きな作曲家しか聴きません。
 バンドをやっているゼミの後輩たちも、自分たちがやっている音楽のバックボーンや歴史を紐解こうとしません。せいぜいさかのぼっても90年代、80年代くらいまでです。
 もちろん音楽の聴き方は人それぞれだと思いますし、彼らの聞き方に文句を言うつもりもないです。ただ、なんでこんなにいい音楽があるのに聴こうとしないんだろうなー、もったいないなーと内心思いつつ生活しています。
 そんなわけで、鈴木惣一朗さんの「本当に音楽が好きな人は、雑食ですよ」という言葉にとても勇気づけられました。
 
 対談にもiPodが何度か出てきましたが、僕のiPodはディラン、そしてそのルーツを聴くための魔法の小箱になりつつあります。選曲に関しては鈴木カツさんの著作が大きな指針になったことは言うまでもありません。カツさんの影響で、大学2年のときには「アメリカ音楽の歴史」の講義をとってピルグリム・ファーザーズがプリマスに到着してから現代に至るまでのアメリカ音楽の変遷を勉強しました。ディランを聴くということはアメリカ音楽の歴史を聴くことなんだとつくづく思います。

 他にも書きたい事がありすぎて混乱していますが、そろそろオーケストラの練習の時間なのでこのへんで(笑)。
// 16:33 // column // Trackback(5) // Comment(2)
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コメント
 
どうも。
この本は面白そうですね。
新刊なんですか?
さっそく本屋をのぞいてみたいと思います。
自分も若干28歳の若輩者ディランファンですが、推測するに
俺より年下でいらっしゃるご様子なのにディランを聴き込んでるというのは相当渋いな〜と思うと同時に若い人でもディランファンはいるんだなーと嬉しくも思います。
自分のブログでもディランの話題はちょくちょく出していこうと思っていますのでよろしくお願いします。
また拝見しに参ります。
// 2005.11.12 // 01:37 // URL // akira // edit //
 
akiraさん

コメントありがとうございます。
新刊ですよ。奥付では11月30日発行となっているんですが、昨日から店頭に並んでいるようです。僕は今日の昼に本屋さんで買いました。
たしかに僕と同世代でディランが好きっていう人に会ったことないんですよね、残念ながら・・・。
akiraさんのブログも読ませていただいてます。全曲レビューつながりということで、今後ともよろしくお願いします。
// 2005.11.12 // 03:02 // URL // Alias // edit //
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