ロックを生んだアメリカ南部
2007.03.25(Sun)
ロックを生んだアメリカ南部―ルーツ・ミュージックの文化的背景

本のご紹介を。

『ロックを生んだアメリカ南部―ルーツ・ミュージックの文化的背景』(NHKブックス)
ジェームス・M・バーダマン、村田薫 共著

プロローグ すべてはふたりのキングから生まれた
第1章 黒人音楽はエルヴィスの中に焦点を結んだ
第2章 ブルースマンの悲痛な叫び―ミシシッピー・デルタの混淆から
第3章 都市をゆりかごに生まれたジャズ―ニューオリンズの坩堝から
第4章 ゴスペル―魂の高揚 信仰と教会、そしてアフリカの匂い
第5章 カントリーの故郷はどこか―オールドアメリカへの郷愁
エピローグ 都市という荒野で歌うディラン
参考文献一覧
参考CD・DVD選
あとがき

出版は2006年の11月。
ブルース、ジャズ、ゴスペル、カントリーといったアメリカン・ルーツミュージックがどのような文化的背景の中から生まれ、変容していったかを分かりやすく解説している入門書のような本。
大学の一般教養の授業みたいな感じです。
というか、実際に僕が大学でとっていた「アメリカ音楽の歴史」の講義にそっくり。
エピローグでディランについて一章設けてあるのが嬉しいですね(^^)

ディランの章では『自伝』や『モダン・タイムズ』にも触れています。

「ディランは『自伝』(2004年)の中で、21歳のときに衝撃的に出会ったロバート・ジョンソンの音楽についてこう語っている。ジョンソンは実際に聴いていた人々ではなく、『彼にだけ見える、どこか先の未来にいる聴き手に向かって歌っていたと思わざるをえない」と。ディラン自身もそうでったのかもしれない。歌い手には聴き手がいなければならない。聴き手を選ぶことはできないが、自分の歌の聴き手はだれなのかという問題は、長い間ディランに試行錯誤を強いてきたように思える。(中略)「風に吹かれて」の不思議な味わいには、いったい彼はだれに向かって歌っているのだろうかという謎めいた感じが含まれる。ディランには、比喩的な意味でだが、目の前に座っていて、彼の言葉をたちどころに共有するような聴き手はいなかったのではないか。そこに彼の現代性がある。聴き手がいないのだから、風の中に歌を送り届けるしかない。かつて、ミシシッピー・デルタの野唄(field holler)の歌い手がそうであったように。違いは、デルタが黒人の血と汗を無限に吸い込み続ける荒野であったのに対して、ディランがいるのは、だれも空を見上げてその高みに本当は何があるのかと問わなくなった都市という荒野であることだ」 
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 ボブ・ディラン、ドクター・スースを歌う
2007.03.13(Tue)
dylan_hears_a_who.jpg


「現代のマザーグース」と呼ばれる、アメリカでもっとも有名な絵本作家、ドクター・スースの作品をかのボブディランが歌い、アルバム化したものがウェブで公開されている。

http://dylanhearsawho.com/home.htm

これ、なんなんでしょう?

ディラン版『LOVE』?

でも声は違うしなぁ。

そっくりさんの面白音源でしょうか。
// 00:04 // Bob Dylan News // Trackback(0) // Comment(0)
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