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演奏旅行
2006.02.26(Sun)
私事で恐縮なのですが、2月27日〜3月中旬まで所属する学生オーケストラのヨーロッパ演奏旅行のため、3週間ほど更新が止まります。
サム・シェパードの『ローリング・サンダー航海日誌』でも持っていこうかと思います。 |
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Dark Eyes ダーク・アイズ
2006.02.23(Thu)
アルバムを締めくくるのはしっとりとした弾き語りの「Dark Eyes」です。 この曲に関しては印象的な記述が『自伝』の中に書かれていますので、少々長くなりますが引用しておきます。 「ベイカーは数年前、わたしがニューヨークで『エンパイア・バーレスク』というアルバムをつくったとき、その製作に協力してくれた。すべての曲のミキシングが終わり、仕上がっても、彼は最後をアコースティックの曲で締めくくるべきだ、それで全体がよい形にまとまるといい続けていた。わたしは考えた結果、ベイカーが正しいと判断した。しかし、曲を持ち合わせていなかった。アルバムが完成するその夜、私はベイカーに、何かつくれるかどうか試してみる、その重要性がわかったと伝えた。そして深夜、滞在していた五十九番ストリートのプラザ・ホテルにもどり、ロビーを抜けて上階に向かった。エレベーターを降りたとき、娼婦がひとり廊下を歩いてきた――淡い黄色の髪をして、狐の毛皮のコートをまとい、心臓を突き刺すこともできそうなほどヒールの尖った靴を履いていた。黒いアイライナーで縁取った黒い眼のまわりが、真っ青に塗ってあった。まるでだれかに殴られたところで、また殴られるのを怖がっているように見えた。女の手には赤紫色のワインの入ったグラスがあった。『飲みたくてたまらないの』と言いながら、彼女は私のそばを通りすぎていった。女には美があったが、この世界の美ではなかった。千年のあいだ、この廊下を歩く運命にあるあわれな女。 その夜遅く、わたしはセントラルパークを見下ろす窓辺に座り、『ダーク・アイズ』を書きあげた。そしてつぎの日の夜、アコースティックギターの伴奏だけでそれを録音した。この歌にはそれが適切だった。これでアルバムが完成した」(菅野ヘッケル訳、259-260頁)。 85年のインタビューではこんなふうに言っています。 「アルバムにどの歌を入れ、どの歌を外すかの最終決定をしなければならないときだった。《Empire Burlesque》に入れようと決めた歌がすでに9曲あったが、10曲目を選ばなければならなかった。残っていた歌は4曲ほどあり、そのなかから1曲選ばなければならなかった。最終的にぼくはアルバムの最後の歌はアコースティックな歌でなければならないと気づいた。そのために新たに1曲作った。なぜなら、すでに完成していた歌は、どれもアルバムの最後に収めるにはふさわしくなかったからだ」(『イン・ヒズ・オウン・ワーズ』菅野ヘッケル訳)。 また、95年12月13日に「パラダイス・ロスト・ツアー」でパティ・スミスとデュエットする映像がYou Tubeで見られます。 →1995-12-13 Stabler Arena Bethlehem, PA ご存知の方もいらっしゃると思いますが、当時パティ・スミスは非常に辛い状況にありました。 89年3月9日に長年の友人だった写真家のロバート・メイプルソープがエイズで亡くなり、続く90年6月3日にはバンドのメンバーだったリチャード・ソウルが心臓発作で亡くなります。さらに94年の11月4日に最愛の夫であるフレッド・スミスが心臓発作でこの世を去ってしまいます。追い打ちをかけるように、この年の暮れにバンドのロード・マネージャーであり、実の弟であったトッドもまた脳溢血で亡くなってしまいました。 立て続けに近親者を亡くすという不幸に見舞われた彼女は、アルバムの録音を継続することができず、すべての活動を休止してしまいました。 そんなパティを救ったのが、彼女の長年のアイドルであったボブ・ディランだったのです。 そうした状況を想像しながらこの映像を見ると、ディランの深い愛情とパティの切実な歌声に胸を打たれます。 |
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Something's Burning, Baby サムシングズ・バーニング・ベイビー
2006.02.23(Thu)
イントロが宗教的な行進曲のように聴こえます。 2台のシンセサイザーが使われていますが、こういうシンプルかつスケールの大きな曲こそ生の楽器で演奏してほしかったと思います。 そんなことは百も承知でアーサー・ベイカーにリミックスさせたのがディランなのかもしれまんが・・・。 |
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PET SOUNDS RECORDS
2006.02.22(Wed)
![]() 久々の更新です。 先週の土曜、4年間所属した学生オーケストラの最後の演奏会が終了しました。先週は毎日1日中練習があったのでなかなか更新できなかったわけです。 2月下旬〜3月中旬までヨーロッパ4都市(ブダペスト、ウィーン、バンベルク、プラハ)をまわる演奏旅行があるので、まだ楽器を置くのは先になりますが、やはり日本での4年最後の定期演奏会というのは感慨深いものがあります。 普段ここのブログではまったく楽器のことは書いてないのですが、一つの節目ということで書いておくことにします。 今日は素敵なレコード屋さんのご紹介を。 東急目黒線武蔵小山にあるレコードショップ、ペットサウンズ・レコードに最近よく行きます。 現在は仮店舗での営業なのですが、品揃えというか、CD一枚一枚への愛情がほとばしってます。そんじょそこらの大手外資系CDショップには出せないこだわりっぷりです。しかも武蔵小山の商店街に普通にありますからね。素敵な町のレコード屋さんという趣です。昔はこういうお店でみんな育ったとおっしゃっていましたが、ほんとに羨ましい。。。 店長の森さん親子とバートン・クレインの話に始まり、ディラン、洋楽、落語の話と、すっかり長居してしまいました。 店長の森勉さんのインタビューがネットで読めます。 |
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When the Night Comes Falling from the Sky フォーリング・フロム・ザ・スカイ
2006.02.13(Mon)
イントロから80年代サウンドに引き込まれてしまいます。この曲の録音が1985年だから、僕はまだ2歳なわけですね。こういう時代だったんだなぁ・・・。 「ベイカーといっしょにスタジオに入って、ボブは二曲を録音した。ひとつは終末論的な『フォーリング・フロム・ザ・スカイ』の二度目のテイクだった。ボブはこの曲をすでに一度、スプリングスティーンのEストリート・バンドのメンバーといっしょに録音していて、生命力にあふれた、うなるようなヴォーカルのすばらしいテイクができあがっていた。しかしボブは、それがスプリングスティーンのレコードに似すぎていると考えていたので、ベイカーはエコーのかかったドラム音を入れて、新しいヴァージョンをプロデュースした」(ハワード・スーンズ『ダウン・ザ・ハイウェイ』菅野ヘッケル訳、375頁)。 最初の録音に参加したEストリート・バンドのメンバーはギターのSteve Van Zandt(Little Steven)とキーボードのRoy Bittanです。 聴き比べてみれば分かりますが、最初のバージョンはストレートなロックンロールで、一般的に人気があるのもこちらです。それと比較されてけちょんけちょんに言われる『Empire Burlesque』バージョンがちょっとかわいそうな気がしないでもないです。 それにしてもEストリート・バンドのメンバーを呼んでおいて、スプリングスティーンに似すぎちゃったからボツ、というあたりがなんとも言えず好きです。 スーンズの伝記によると、バックシンガーの女性たちはスタジオに子供を連れてきていて、セッションはアットホームな雰囲気だったそうです。ディランはふざけてマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」を口ずさんで、ベイカーにマドンナのアルバムのようなサウンドは作れるかと訊いたそうです。 ライク・ア・ヴァージンを口ずさむディラン・・・。 |
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† Gotta Serve Somebody †
2006.02.10(Fri)
![]() ディランのゴスペルソングをゴスペル・アーティスト達がトリビュートしたアルバム『Gotta Serve Somebody』のDVDが出てました。 オフィシャルサイトで予告編を見ることができます(いきなりポール・ウィリアムズさんが語り始めます)。 |
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ニューアルバムのリハーサル
2006.02.06(Mon)
ニューヨーク州ポキプシーのBardavon 1869 Opera Houseで、1月31日から2月3日までの4日間、ディランとバンドメンバーがニューアルバムのためのリハーサルを行ったそうです。
詳しい記事はこちらです。(Poughkeepsie Journal) City site hosted Dylan's rehearsal Dylan fan sees dream come true |
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天辰保文さん「IN-CAHOOTS」イベント
2006.02.05(Sun)
今日は音楽評論家の天辰保文さん&IN-CAHOOTS主催のイベントに参加してきました。
場所は新宿三丁目の亜米利加的音楽処「Hartford Cafe」です。 19時〜 KINOさん 20時〜 赤尾美香さん 21時〜 天辰保文さん という順番でDJを担当されて、いい音楽を聴きながら楽しくお酒を飲ませていただきました。 途中で北中正和さんがフラリといらっしゃって驚きました。 天辰さんは本当にジェントルな方で、最後まで「来てくれてありがとうね」と言って下さって、感激してしまいました。 これまで自分の直感を信じて音楽を聴いてきたのは間違いじゃなかったんだと思えました。素晴らしい夜でした。 赤尾美香さんともっとお話したかったのですが、なかなか話しかけるタイミングがなく、それだけが悔やまれます。 東ボブの永見さん、いつもありがとうございます。 福田さん、楽しかったです。これからもよろしくお願いします。 最後になりましたが「IN-CAHOOTS」スタッフの方々、Hartford Cafeの方々、素敵な時間をありがとうございました。 |
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Beat Odyssey
2006.02.02(Thu)
今日は素晴らしいブログのご紹介を。
kennyさんが書いておられる「beatodyssey.com」というサイトで、「Rock Odyssey」(洋楽レビュー)「Kenny Road Studio」(ビートルズ全曲解説!)そして「Beat Odyssey Journal」(日記)の3つのブログで構成されています。 見所はビートルズの全曲解説で、僕のブログのような感想文とは違って、ビシッと解説なさっています。ああいうのを解説と言うんですよね。僕もkennyさんのブログを目標に、こつこつ更新していきたいと思います! |
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『Odetta Sings Dylan』 Odetta
2006.02.01(Wed)
![]() コメントを頂いたwakabaさんのリクエスト(?)にお応えして『Odetta Sings Dylan』を紹介してみます。 オデッタといえば、映画『No Direction Home』の中で非常に豪快かつソウルフルな「The Waterboy」を演奏していましたね。 ディランの自伝にはこんな記述があります。 「フォークミュージックを探し、最初に見つけたのがトラディション・レーベルから出ているオデッタのレコードだった。わたしは試聴室に行って、そのレコードを聴いた。素晴らしかった。オデッタのレコードを聴いたのはそのときが初めてだった。彼女は深みのあるシンガーで、力強いストラムとハンマリング・オン・スタイルのギターを弾いていた。わたしはその場でレコードのほとんどの曲をおぼえ、ハンマリング・オン・スタイルまで盗んだ」(菅野ヘッケル訳、293頁)。 レコードストアでオデッタのレコードを聴いて、それまで使っていたエレキギターとアンプをギブソンのフラットトップのアクースティックギターと交換したのは有名な話ですね。1978年のPlayboy誌のインタビューにその話が出てきます。 この盤の収録曲は以下の通りです。 1. Baby, I'm in the Mood for You 2. Long Ago, Far Away 3. Don't Think Twice, It's All Right 4. Tomorrow is a Long Time 5. Masters Of War 6. Walkin' Down the Line 7. The Times They Are A-Changin' 8. With God On Our Side 9. Long Time Gone 10. Mr. Tambourine Man 11. Blowin' in the Wind 12. Paths of Victory ブルージィな「Don't Think Twice」と圧巻の「Blowin' in the Wind」、それに「Paths of Victory」がお気に入りです。 |
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