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Emotionally Yours エモーショナリー・ユアーズ
2006.01.30(Mon)
エリザベス・テイラーに捧げられた、美しいラブソングです。 この曲はPVが作られています。白黒の映像で、ディランがアクースティックギターを弾きながら情熱的に歌い上げるという内容です。ギターの角度と座り方が若干変なのが気になりますが、ディランのPVの中では比較的かっこいい方だと思います。 O'jaysが1991年にカバーをしています。R&Bバージョンとゴスペルバージョンがあります。 92年の30周年コンサートの時もO'jaysはこの曲を歌っています。 |
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ディランのカウボーイハット
2006.01.28(Sat)
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柴田元幸×新元良一 ディランを語る
2006.01.21(Sat)
![]() ![]() 渋谷のタワレコにふらっと立ち寄ったら7Fで英米文学者で翻訳家の柴田元幸さんと新元良一さんのトークイベントが開催されてました。テーマはずばりボブ・ディラン。このトークイベントはシリーズもので、これまでにもニール・ヤングやブライアン・ウィルソンなんかを取り上げていたそうです。 途中からしか聴けなかったんですが、さすが柴田さんだけあって詩の解釈が精密でした。 印象に残っているのは、「60年代のディランは歩くのでもなく、走るのでもなく、絡みつく」という言い方。あとは、ディランの「How」の使い方。How does it feel? っていうのは「どんな気がする?」というより「気持ちいいだろ?」的な、ちょっと扇情的な使い方なんじゃないか、とか。「My Back Pages」の「Young」の概念についてとか。 グリール・マーカスの本についても話してました。 『No Direction Home』については、ジョーン・バエズが適当にお金を持っていて適当に趣味が良くて、っていうオバサンになっていたのに対して、スージー・ロトロの歳のとり方がイイ! みたいなことも言ってました。趣味の問題じゃないかとも思いますけども。 |
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Clean-Cut Kid クリーン・カット・キッド
2006.01.18(Wed)
ディラン流ロックンロールです。 この曲に関しては『自伝』の第4章に少しだけ記述があります。 "Political World" reminded me of another song I had written a couple of years before called "Clean-Cut Kid." I wasn't in that one, either. 「ポリティカル・ワールド」は、数年前につくった「クリーン・カット・キッド」という歌を思い出させた。その歌の中にもわたしはいなかった。(菅野ヘッケル訳) 「Political World」と「Clean-Cut Kid」は必ずしも曲調が似ているわけではないので、ディランの曲に対する向き合い方が近いのかもしれませんね。「Political World」が政治について歌っているのに対して、「Clean-Cut Kid」は徴兵された若者を連想させます。 They gave him dope to smoke, drinks and pills, A jeep to drive, blood to spill They said "Congratulations, you got what it takes" They sent him back into the rat race without any brakes He was a clean-cut kid But they made a killer out of him, That's what they did 奴らはマリファナや酒や薬を与えて彼をヤク中にした ジープを乗り回し、血を見ずにはいられなくさせてしまったのさ そして彼らはこう言った「おめでとう、おまえもすべてを呑み込んだってわけだ」 そして食うか食われるかしかない戦いへと彼を送り込んでしまった 彼はまじめでしっかりした若者だった だけどみんながよってたかって彼を殺人者に仕立てあげてしまった それが奴らのしたことさ (中川五郎訳) ディランのバックを固めているのはRon Wood(Guitar)、Benmont Tench(Piano)、Anton Fig(Drums)といったメンバーです。 |
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I'll Remember You アイル・リメンバー・ユー
2006.01.17(Tue)
隠れた名曲(隠れてないか?)です。 I'll remember you At the end of the trail, I had so much left to do, I had so little time to fail. There's some people that You don't forget, Even though you've only seen'm One time or two. When the roses fade And I'm in the shade, I'll remember you. 君を忘れないよ 旅路の果てでも やり残したことはたくさんあったのに 失敗してるヒマはほとんどなかった 決して忘れられない人たちがいる 一度か二度しか会わなくても バラが色あせ 僕が人に忘れられても 君を忘れないよ 映画『Masked and Anonymous(ボブ・ディランの頭のなか)』でもアクースティック・バージョンで演奏されています。『Empire Burlesque』のディランは40代でアレンジも凝っています。ピアノ伴奏で静かに始まり、他の楽器が徐々に加わってクライマックスを迎える。女性コーラスもディランの声に寄り添う。 それはそれで感動的なのですが、映画の中で60代のディランが淡々と歌いあげる「I'll Remember You」はまた違った感動を与えてくれます。『Empire Burlesque』は目の前にいる女の人を壮大に口説いてる感じなんですよね。一方『Masked and Anonymous』の方は、二度と会うことができない、過去のどこかで別れた女性に思いを馳せて歌っている感じがします。その、遠くを見つめるようなディランの視線がかっこいいです。 |
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Seeing The Real You At Last シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト
2006.01.15(Sun)
いや〜頑張ってますね。シャウトしてますね。「Well, I sailed through the storm」のくだりがなんとも言えず良いです。今でこそディランは「シャウトのようなささやき/ささやくようなシャウト」唱法を確立していますが、この頃はまだ普通にメロディを伴ってるんですね。ホーンセクションのリフもかっこいいです。 歌詞に出てくるアニー・オークレイは19世紀のウェスタンショーの女性の人気者ロデオスターであり射撃の名手です。彼女を主人公にしたミュージカル映画『アニーよ銃をとれ』が有名ですね。 ベル・スターも「バンディットの女王」と呼ばれた西部開拓時代のアウトローです。こんな曲調なのにいきなり19世紀のアウトローたちの名前が登場するあたりがディランだと思います。 |
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Tight Connection to My Heart (Has Anyone Seen My Love?) タイト・コネクション
2006.01.15(Sun)
かっこ悪くてかっこいいジャケット、アーサー・ベイカーの起用、過度なアレンジなどツッコミどころ満載のアルバムです。 ![]() 1曲目の「Tight Connection to My Heart (Has Anyone Seen My Love?)」は、まずなによりプロモーションビデオを見ることをお勧めします。ディラン版『ロスト・イン・トランスレーション』。意味不明のストーリー展開と、登場人物たち。そして最後にはなんとディランのダンスシーンも見られてしまうという、まさに80年代の遺産。日本で撮影され、倍賞美津子さんが出演したことでも話題になりました。 この曲は『The Bootleg Series, Vols. 1-3』に収録された『Infidels』のアウトテイク「Someone's Got a Hold of My Heart」を改作したものです。 80年代のディランは自分自身と戦っていたんでしょうね。かつてのように書けなくなった、歌えなくなったボブ・ディラン。どんな厳しい批評家よりもそのことを分かっていたのはディラン自身だったのでしょう。自伝でも80年代の迷いがリアルに描かれていました。 「失われた10年」と片付けられてしまうディランの80年代にも隠れた名曲や面白い曲はあります。それを楽しむか楽しまないかは僕たちリスナーに委ねられていると思います。 個人的には「時代の音」を鳴らそうと四苦八苦しているディランが好きです。 |
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Froggie Went A-Courtin' 蛙の求婚
2006.01.14(Sat)
蛙がねずみに求婚し、結婚式を川岸で挙げるのですが、次々とやってくるお客さんが何もかも食べちゃったというストーリーのチルドレンソングです。起源は1549年なんですね。日本で言えば天文年間、ザビエルが乗った船が鹿児島に到着した年です。ルーツの深さが半端じゃないですね。 このアルバムに関しては、自作曲が一つもないからダメだとか、ただの弾き語りだからダメだとか、ジャケットの人相が寝起きみたいだからダメだとかいろいろ言われていますが、個人的には大好きなアルバムです。 ただの弾き語りだからこそ、よりディランの歌声が親密に聴こえてくるし、ひとつの歌が歌い継がれてきた歴史に思いを馳せるのも楽しいです。 萩原健太さんの「最後の“トラディショナル・シンガー”としての生き様」(MUSIC MAGAZINE 2001年3月号)という評論は、このアルバムと次作の『World Gone Wrong』の意味を明らかにしていると思います。 ちなみにウディ・ガスリー、シスコ・ヒューストン、サニー・テリーによる「Froggie Went A-Courtin'」が『Buffalo Skinners: The Asch Recordings, Vol. 4』で聴けます。 アウトテイクはJo Staffordの「You Belong To Me」で、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のサントラ盤で聴くことができます。ディランが参加しているサントラ盤には隠れた名曲が沢山あると思うのですが、この曲もリラックスしたディランのヴォーカルが最高です。 ![]() |
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Diamond Joe ダイアモンド・ジョー
2006.01.14(Sat)
若き日のディランの兄弟子Ramblin' Jack Elliottの持ち歌です。『Masked and Anonymous』でディランが歌っていた「Diamond Joe」とは同名異曲。 1963年のニューポート・フォーク・フェスティバルのライブ盤でランブリン・ジャック・エリオットの熱唱が聴けます。 |
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You're Gonna Quit Me 別れるっていうんだね
2006.01.14(Sat)
原曲は37歳の若さで無くなった全盲のブルーズマンBlind Blakeの作品です。原題は「You're Gonna Quit Me Blues」。 ここでmp3がダウンロードできます。 このアルバムで繰り返し聴いてしまう1曲です。 |
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Arthur McBride アーサー・マクブライド
2006.01.13(Fri)
この「Arthur McBride」という曲は、1909年にアイリッシュフォーク研究家のPatrick Weston Joyce(1827-1914)によって世に出されたバラッドです。ジョイスはこの曲はドニゴール (アイルランド北西部の州)が起源だとしています。→Arthur Mcbride (Traditional) 反徴兵制度がテーマのこの歌を、ディランは比較的メロディーを崩さずに歌っています。 「Arthur McBride」はアイルランドのシンガーソングライターPaul Bradyの持ち歌なんですね。 ![]() |
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卒論終了!!
2006.01.09(Mon)
![]() そつろん書き終わりました。いやーよかったよかった。 と言うわけでニック・ドレイクの『Tanworth in Arden 1967/68』というアルバムを買ってみました。衝動買いです。「Don't Think Twice, It's All Right」「Tomorrow is a Long Time」をカバーしてます。 |
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頌春
2006.01.03(Tue)
新年明けましておめでとうございます。
といっても年が明けて3日も経ってしまいましたね(^^; 昨年はこのブログや様々なディラン関係のイベントを通じてたくさんの素晴らしい方々と知り合うことができました。昨年お世話になった方にこの場を借りて御礼申し上げます。今年が皆様にとってどうか良い年でありますように。 昨年はとにかくディランを浴びるように聴いた一年でした。学生最後の1年間はこれから先の人生で、ディランの音楽と一緒に思い出されることになると思います。 さて、新年1回目の更新ということで、突然ですが本の紹介を。 奥田恵二さんという方が書かれた『「アメリカ音楽」の誕生―社会・文化の変容の中で』(河出書房新社、2005年9月刊)という本です。 ![]() 先住民の音楽、殖民時代の音楽に始まり、現代にいたるまで網羅的かつ非常に分かり易く書かれています。ディランも(ほんの少し)最後の方に登場します。 洋楽ファン、ディランファンの方は読まれて損はないどころか、さらに理解の奥行きが広がると思いますよ。未読の方はぜひ。以下に目次を引用しておきます。 アメリカ先住民たちの音楽 植民時代の音楽―一七世紀初頭から一八世紀末期まで 一八世紀の世俗音楽 民衆の中に広まった音楽 庶民化されたクラシック伝統 背伸びの時代 ブルーズ―ラグタイム―ジャズ 学問づいた音楽と一般向きの音楽 ポピュラー音楽の世界 チャールズ・アイヴズ/アーロン・コープランド ポピュラー音楽の流れ―その後 クラシック音楽の行方 あとがき 主要参考書目 索引 検索してみたら巽孝之氏の書評がヒットしました♪ |
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