ブログ移転のお知らせ
2007.10.14(Sun)
諸般の事情により、本ブログ「me and mr. dylan」は下記URLに移転しました。

http://d.hatena.ne.jp/t_mizushima/


// 10:47 // 『The Freewheelin' Bob Dylan』 (1963) // Trackback(0) // Comment(11)
 I Shall Be Free アイ・シャル・ビー・フリー
2005.11.07(Mon)
フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

『The Freewheelin' Bob Dylan』の最後を飾る「I Shall Be Free」では軽快なテンポで即興的なストーリーが歌われています。『ダウン・ザ・ハイウェイ――ボブ・ディランの生涯』の著者ハワード・スーンズは、「Down the Highway」や「I Shall Be Free」などの軽量級の曲と大作のバランスの良さが『Freewheelin'』を感情的に疲れてしまうことなく、くりかえして聞けるアルバムにしている、と書いています。なるほど。
  
たくさん人名が出てきますね。

J.F.ケネディ
ブリジット・バルドー
アニタ・エクバーグ
ソフィア・ローレン
アーネスト・ボーグナイン
ウィリー・メーズ
ユル・ブリンナー
シャルル・ド・ゴール
ロバート・ルイス・スティヴンソン
エリザベス・テイラー
リチャード・バートン

ケネディ大統領とのやりとりが面白いです。
電話で国を成長させるにはどうしたらいいかと尋ねるケネディに、ブリジット・バルドー、アニタ・エクバーグ、ソフィア・ローレンの名前を挙げるディラン。
続く歌詞はbobdylan.comによると

 Put 'em all in the same room with Ernest Borgnine!
 (みんな一緒にアーネスト・ボーグナインと同じ部屋にいれてやれ!)
 
となっているのですが、実際には

 Country will grow
 (それで国は成長する)

と歌っています。
// 00:32 // 『The Freewheelin' Bob Dylan』 (1963) // Trackback(1) // Comment(0)
 Honey, Just Allow Me One More Chance ワン・モア・チャンス
2005.11.06(Sun)
フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

「ワン・モア・チャンス」の原曲はテキサスのブルースシンガー、ヘンリー・トマスの作品ですが、ディランはまったく違ったアレンジで歌っています。

Henry "Ragtime Texas" Thomas

初期のディランはシリアスなフォークソングやブルース以外にも、生き生きとしたテンポの速い曲を演奏しています。「Honey, Just Allow Me One More Chance」「Pretty Peggy-O」「Sally Gal」「Quit Your Low Down Ways」といった曲は地味な位置に置かれているけれど、僕は結構好きです。こういう初期の歌を聴いていると『自伝』の一節を思い出します。
 
「フォークソングは人生の真実について歌うが、その人生自体にかなりの嘘が含まれる。しかもわたしたち自身がそれを望んでいる。そうでなかったら快適に生きられない。ひとつのフォークソングは千以上の顔を持ち、それを歌いたいなら、そのすべての顔を知らなくてはいけない」(菅野ヘッケル訳、88頁)。

これらの歌のなかでディランは思い切り「演技」をしています。わざとしゃがれた声を作ったり、節回しを変えたり、ファルセット(裏声)を使ったりします。とても器用です。こうした若いディランの溌剌とした歌い方は微笑ましくもあり、同時にシンガーとしての天才的なセンスの良さを感じさせます。
// 02:26 // 『The Freewheelin' Bob Dylan』 (1963) // Trackback(0) // Comment(2)
 Corrina, Corrina コリーナ、コリーナ
2005.11.05(Sat)
フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

トラディショナル曲の「コリーナ、コリーナ」ではブルース・ラングホーンのギター、レオ・ガスキンのベース、ハーブ・ラヴェールのドラムがバックに加わっています。ブルース・ラングホーンは「ミスター・タンブリン・マン」のモデルになったギタリストですね。「コリーナ、コリーナ」をディランは叙情的な小品に仕上げています。

ブルース・ラングホーン

ディランがカバーした曲だけを集めたコンピレーションアルバム『Songs That Dylan Loved』では、ボー・カーターが歌う「コリーナ、コリーナ」を聴くことができます。ボー・カーターは1930年代にアメリカ南部で人気を博したミシシッピ・シークスというバンドの中心人物です。

ボー・カーター

『Songs That Dylan Loved』

このアルバムはディランのファン雑誌「ISIS」が製作に関わっていて、解説がとても充実しています。収録曲は以下の通りです。

1. I'm A Man Of Constant Sorrow / Stanley Brothers
2. Fixin' To Die Blues / Bukka White
3. The House Of The Rising Sun / Josh White
4. See That My Grave Is Kept Clean / Blind Lemon Jefferson
5. Corrina, Corrina / Bo Carter
6. Honey Won't You Allow Me One More Chance / Henry Thomas
7. I Ain't Got No Home / Woody Guthrie
8. Grand Coulee Dam / Woody Guthrie
9. I Forgot More Than You'll Ever Know / Davis Sisters
10. It Hurts Me Too / Tampa Red
11. Frankie And Albert / Leadbelly
12. Sittin' On Top Of The World / Mississippi Sheiks
13. Tomorrow Night / Lonnie Johnson
14. Step It Up And Go / Brownie McGhee
15. Broken Down Engine / Blind Willie McTell
16. Stack-O-Lee / Tennessee Ernie Ford
17. My Blue Eyed Jane / Jimmie Rodgers
18. I Can't Get You Off My Mind / Hank Williams
19. Dixie / Riley Puckett & The Skillet Lickers
20. Baby Please Don't Go / Big Joe Williams
21. Blues For Sale / Doc Pomus
22. We Three / The Ink Spots
23. Soon / Al Bowlly
24. Dark As A Dungeon / Merle Travis
25. That Lucky Old Sun / Frankie Laine
// 03:55 // 『The Freewheelin' Bob Dylan』 (1963) // Trackback(0) // Comment(0)
 Talkin' World War III Blues 第3次世界大戦を語るブルース
2005.11.04(Fri)
フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

夢に見た第3次世界大戦をトーキング・ブルース形式で歌っています。
トーキング・ブルースとは、旋律らしい旋律を持たない、語りを主体とした歌のことです。ウディ・ガスリーがオクラホマの砂嵐を歌った「Talking Dust Bowl Blues」などが有名ですね。ウディ・ガスリーはこの形式を得意としました。
ディランもトーキング・ブルースの手法を完全に自分のものにしています。
// 13:09 // 『The Freewheelin' Bob Dylan』 (1963) // Trackback(0) // Comment(0)
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