小尾隆 『SONGS〜70年代アメリカン・ロックの風景』
2007.07.14(Sat)
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音楽評論家・小尾隆さんの著書『SONGS〜70年代アメリカン・ロックの風景』が増補改訂新刊として7/14に発売されます!
97年に発売されたものを読みましたが、名著だと思います。
音楽について書きながらも、優れたロックンロールがそうであるように、どこか人を勇気付けてくれるような文章だと思いました。
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 音楽って商品じゃないからね
2007.06.03(Sun)
20世紀グレーテスト・ヒッツ

■すがの・へっける【菅野ヘッケル】
1947年生まれ。
70年からCBSソニーでボブ・ディラン等を担当。
81年からCBS・ソニー出版(株)に移り、出版事業に携わる。
86年に編集プロダクション「セヴンデイズ」を設立。
自他ともに認めるディラン研究家で、日本盤CDのライナーノーツの執筆、ディラン関連書籍の翻訳を数多く手がける。
東京在住。
ファーストネームの「ヘッケル」はアメリカの漫画「ヘッケル&ジャンケル」に由来している。

そんな菅野ヘッケルさんのインタビューが読める素敵な本を発見。

■松永良平『20世紀グレーテスト・ヒッツ』(音楽出版社)
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(出版社からの紹介)
20世紀、日本の音楽の現場にいた人々――ミュージシャン、音
楽評論家、編集者、DJ、レコード会社ディレクター、レコード店スタッフなど――のインタビュー集。彼らの証言から"20世紀の音楽事情"を浮き彫りにする。

★10人の証言者
本城和弘(ディレクター)
水木まり(ライター)
山本隆士(編集者)
トム・アルドリーノ(ミュージシャン)
若山弦蔵(DJ)
椿正雄(レコード店主)
菅野ヘッケル(ディレクター)
かなぶんや(タレント)
近田春夫(ミュージシャン)
大江田信(レコード店主)
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初出はハイファイ・レコード・ストアWEBサイト≪Quarterly Magazine Hi-Fi≫内の連載「20世紀に連れてって〜Come To Your 20th Century My Darling〜」。
Quarterly Magazine Hi-Fi
ヘッケルさんのインタビューはどれを読んでもディランへの愛情に溢れていて、読んでいて気持ちいいです。 ディラン本人との数々のエピソードもディランファンには垂涎モノ。ファンを極めた、憧れの存在です。何度かイベント等でお見かけしましたが、たたずまい、雰囲気、風貌からして格好良い、日本で最も「ディランしている」方の一人です。「音楽って商品じゃないからね」ってさらっと言えてしまうところがかっこいいんだよなぁ。

「ヘッケルさんはディランとの三十数年を、レコードのコレクションや、七面倒くさい理論武装なんか全然相手にしないで、『好きになってしまったものはしょうがない』で押し通している。恋心というヤツだ。人が人を好きになるのを見るのは、気持がいい。」(松永良平さんのコメントより)

僕が買ったのは渋谷HMV内の青山ブックセンター。
装丁もいい感じですよ。
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 ツアー65再訪
2007.05.27(Sun)
ドント・ルック・バック ~デラックス・エディション~【完全生産限定盤】
ボブ・ディラン1965年の英国ツアーを追ったドキュメンタリー映画『ドント・ルック・バック』の公開40周年を記念して、DVD2枚組のデラックス・エディションが発売されました。
パティ・スミスはNYで開催された公開記念イベントにゲスト出演し、こんな開会宣言をしたそうです。

「私はこの映画からアティチュードを学びました。歩き方から服の着方まで、すべてを学んだのです。そしてそのインパクトが私から去ることは一度もありませんでした」

パティのコメント通り、なにしろこの頃のディランはかっこいいです。
個人的に注目したのは、髪型。
オーディオコメンタリーでボブ・ニューワースも言ってましたが、「当時こんな髪型をしている人はいなかった」。
ディランの髪型、今から見れば「ああ、ディランだな〜」という感じですが、当時の周りの人たちと比べてみると、いかに彼が特別な存在だったかが伺えると思います。
アウトテイクを再構成した『ツアー65再訪』は、本編『ドント・ルック・バック』では見られなかった「気さくで優しいディラン」を見せてくれます。
街の洋服屋でネクタイとシャツを選ぶ23歳のディランがかわいい。
若いファンたち(ほとんど女の子)と気さくに会話するシーンも凄く新鮮。
やっぱり優しい人だったんだね! ディラン!
そんな年相応の可愛さを見せてくれたかと思いきや、ステージに立てばアコースティックギターとハーモニカだけで、僕達を含めた観客を別の宇宙へと連れていってくれる。
表現者としての圧倒的な存在感。やはり、無敵だ。

副音声ではペネベイカー監督とロード・マネージャーのボブ・ニューワースのオーディオコメンタリー。
まさに「現場」に居合わせた彼らのコメントは舞台裏をつぎつぎと明かして行きます。これがまた面白いのなんのって。
「チューニングするさりげない感じがかっこいいよね」とか、この二人も紛れもないディランファンです(笑)
『ドント・ルック・バック』は中学生の頃から何十回も見ましたが、シーンの一つ一つが新たな命を宿して目の前に現れてくるような感じです。
今回の公開に際してディランは監督のD.A.ペネベイカーに「ホテルで騒ぐ映像はどうにかならないかな」と聞いてきたそうです。
いまだに気にしているというエピソードがやっぱりかわいい(笑)
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 ロックを生んだアメリカ南部
2007.03.25(Sun)
ロックを生んだアメリカ南部―ルーツ・ミュージックの文化的背景

本のご紹介を。

『ロックを生んだアメリカ南部―ルーツ・ミュージックの文化的背景』(NHKブックス)
ジェームス・M・バーダマン、村田薫 共著

プロローグ すべてはふたりのキングから生まれた
第1章 黒人音楽はエルヴィスの中に焦点を結んだ
第2章 ブルースマンの悲痛な叫び―ミシシッピー・デルタの混淆から
第3章 都市をゆりかごに生まれたジャズ―ニューオリンズの坩堝から
第4章 ゴスペル―魂の高揚 信仰と教会、そしてアフリカの匂い
第5章 カントリーの故郷はどこか―オールドアメリカへの郷愁
エピローグ 都市という荒野で歌うディラン
参考文献一覧
参考CD・DVD選
あとがき

出版は2006年の11月。
ブルース、ジャズ、ゴスペル、カントリーといったアメリカン・ルーツミュージックがどのような文化的背景の中から生まれ、変容していったかを分かりやすく解説している入門書のような本。
大学の一般教養の授業みたいな感じです。
というか、実際に僕が大学でとっていた「アメリカ音楽の歴史」の講義にそっくり。
エピローグでディランについて一章設けてあるのが嬉しいですね(^^)

ディランの章では『自伝』や『モダン・タイムズ』にも触れています。

「ディランは『自伝』(2004年)の中で、21歳のときに衝撃的に出会ったロバート・ジョンソンの音楽についてこう語っている。ジョンソンは実際に聴いていた人々ではなく、『彼にだけ見える、どこか先の未来にいる聴き手に向かって歌っていたと思わざるをえない」と。ディラン自身もそうでったのかもしれない。歌い手には聴き手がいなければならない。聴き手を選ぶことはできないが、自分の歌の聴き手はだれなのかという問題は、長い間ディランに試行錯誤を強いてきたように思える。(中略)「風に吹かれて」の不思議な味わいには、いったい彼はだれに向かって歌っているのだろうかという謎めいた感じが含まれる。ディランには、比喩的な意味でだが、目の前に座っていて、彼の言葉をたちどころに共有するような聴き手はいなかったのではないか。そこに彼の現代性がある。聴き手がいないのだから、風の中に歌を送り届けるしかない。かつて、ミシシッピー・デルタの野唄(field holler)の歌い手がそうであったように。違いは、デルタが黒人の血と汗を無限に吸い込み続ける荒野であったのに対して、ディランがいるのは、だれも空を見上げてその高みに本当は何があるのかと問わなくなった都市という荒野であることだ」 
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 マット・ムニステリ 『LOVE STORY』
2007.01.13(Sat)


マット・ムニステリのデビューアルバム『LOVE STORY』が昨年末バッファローレコードから発売されました。
Matt Munisteri(Buffalo Records)
ディランの「Don't Think Twice」もお洒落なアコースティック・スウィングとしてカバーされています。
収録曲は下記の通りです。

1.Lonely Acres in the West
2.Let's Do Something Bad
3.Sign Me Up
4.Johnny
5.Cry Cry Cry
6.Mysterieuse
7.Lazy Bones
8.The Signifying Rag
9.Lucky Old Tramp
10.Picciaridu
11.Sparkle
12.Sidestep
13.Don't Think Twice, It's All Right
14.Orange Crate Art
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